難民、難民、難民・・・ オックスフォードストリート。 地下鉄バス全線不通。ロンドン市民の帰宅の足は途絶えた。難民化する人々。 人事のように書いているけど、私もその難民の一人。ホテルまではたったの8キロ。なあに、3時間も歩けばつくだろ…ハハハ・・・。 |
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道は人で溢れかえる。しかし、ロンドン市民はいたって冷静沈着。そして歩くのが早い。ついでに男の人は格好いい。もひとつおまけに、ブレアたんの英語は格好イイ。 | |
一部区間でバスが動き出したようだ。よかった、これでホテルに帰れるぞ。 ビクトリア駅前。 |
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バスを乗り継いでサウスケンジントンまで来た。新聞が売っていたので購入。 | |
これがその新聞。 ようやく事態がわかったぞ。 今日私が使用するはずだったライン&行く予定だった場所が、ことごとく爆破場所だったってわけか。 |
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そしてこの翌日には、驚くべく速さで地下鉄も一部を除いて再開され、バスも復旧し、普段のロンドンに戻っていた。 ビジネスマンは仕事に出かけ、観光客は観光に出かける。いつもと同じ朝がやってきた。 戻ってこないものがあるとしたら、それは死んでしまった人の魂なんだろう。 ロンドンを発つ前の日、爆破現場を通ると、献花台に花が添えられていた。 おれは運が強いんだ。こんなところで死にたくない。 テロの犠牲になった人々も、そう思っただろうか? 献花台に捧げる酒は何がいい? なあ?カーライル・ベッディッツ・・・。 |