コミック

スクライドには、全26話のTVアニメ以外に、週刊少年チャンピオンで連載された漫画がある。
シナリオはアニメで脚本を担当した黒田洋介。
しかし、この漫画、TVアニメの原作ではない。
また、TVアニメを漫画化したものでもない。
二つは同じスクライドであるけれども、同時期にスタートした全く異なる別物である。
それは、コミック第1巻の裏表紙に、

TVアニメをベースに独自の世界を展開!!

と、麗々しい太文字でしっかりと刻まれている。
漫画が掲載されたのは、白泉社のLaLaでもなく、小学館の別冊少女コミックでもなく、秋田書店の週刊少年チャンピオン。
アニメ版と同じキャラクターが登場する場合でも、性格は別人だったり、異なる結末を迎えたりと、説明書きにあるようにコミック版独自の世界が展開されている。
ゆえに、この二つはあくまでも別物だと、肝に銘じてから開くようにしたい。
特にマニュアルの類を読むのが苦手で、いきなり主電源をONにしてしまうような人は、より注意が必要である。
なお各巻巻末に、アニメスタップ&キャストからのコメントが寄せられている。


 スクライド 4 表紙
スクライド  全5巻
発売元:秋田書店 週刊チャンピオン・コミックス
価格:\390(税別)
著者:黒田洋介(シナリオ)
    戸田泰成(漫画)
原作:矢立肇
タイトル 発売日 巻末付録
スクライド 第1巻 2001/10/04 谷口悟朗(監督)、保志総一郎(カズマ)、緑川光(劉鳳)からのコメント。
スクライド 第2巻 2001/12/06 神宮司訓之(ビジュアルコンセプター)、永島由子(水守)、倉田雅世(シェリス)、田村ゆかり(かなみ)、黒田洋介(脚本)からのコメント。
スクライド 第3巻 2002/02/28 森木靖泰(デザインワークス)、津久井教生(クーガー)、岩永哲哉(あすか)からのコメント。
スクライド 第4巻 2002/04/25 黒田洋介からのコメント。平井久司(キャラクターデザイン)、まさひろ山根(デザインワークス)の寄稿イラスト。
スクライド 第5巻 2002/06/20 山崎たくみ(君島邦彦)、保志総一郎、緑川光、津久井教生、谷口悟朗、黒田洋介による男の座談会 『スクライドアニメブック』にページの都合でカットされた部分を収録。黒田洋介による漫画スクライド各話解説。

劉鳳が濃い顔で、どうしようもないギャグを連発してくれます。



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