イギリスでおいしいものを食べたければ、朝食を3回食べろというのは、サマセット・モームの有名な言葉ですが、3回も食べたら、いい加減飽きます。 ええかげん、パン食も飽きたよ・・・。 やっぱ、あれは朝パン食べて、昼はラーメン食べて、夜はご飯を食べるから、うまさが際立つのであって、毎食パン続きだったら、飽きるな、うん。私はいろんな各国料理を毎食ちゃんぽんで取り混ぜて、食べるのが好きだ。 イギリス料理はまずいのではなく、貧しいのではないかと思いました。 同じものを3回食べろというところに、イギリスの食文化を見たような気がしまします。 さて、そんなわけで、いい加減ごはんが恋しくなってきたころですが、オックスフォードに行ってまいりました。 オックスフォードといえば、J.R.R.トールキンとC.S.ルイス がカレッジの特別研究員だったことでおなじみですね。また私も今回初めて知ったのだけど、ハリーポッターの撮影もこのオックスフォードで行われたとか。クライスト・チャーチなんて、ハリポタのポスターまではって、ハリポタフィーバーしていたのだけど、いつもいっている通り、私は大のファンタジー嫌いのなので、この辺についてはさっくりと飛ばします。 しかし、ファンタジーが嫌いだと、読むものがだいぶ減っちゃうんだよね。特に児童文学好きでファンタジーが駄目だとだいぶ読むものが減っちゃうなぁ。 ダレンシャンも駄目、ハリポタも駄目、指輪もモモもゲド戦記も駄目で、メアリー・ポピンズもピーターパンもノートンも駄目。アリスなんて何遍読んでも、ハァ?だし、ナルニアなんて無言。ドリトル先生ですら駄目。なんせ動物のお医者さんですら、動物が擬人化してあって、ニワトリが明朝体でセリフしゃべっているところで、ひいちゃうくらいなんだから、こりゃあ全くもって重傷だ。なんかもうファンタジー全般が駄目らしい。私は宮沢賢治が好きだと公言する人とは、友達になれない気がする。萩尾の銀の三角なんか、いったい、どこがおもしろのやら、全然わからん。マージナルなんてありゃいったいなんだ。(自慢してどうする) 萩尾センセで好きなのが、『残酷な神が支配する』と『モードリン』ってあたりが、自分の趣味がよーく出ているなと思います。ハイ、お友達になれそうな人、手を挙げて。 そんな私の今回のお目当ては、オスカー・ワイルドの母校のモードリン・カレッジ。(あ、C.S.ルイスもここのゆかりの人ですよ!) 【アクセス】 ビクトリア・コーチステーションからコーチで1時間40分。鉄道でもいけるらしいが、コーチのほうが街中に停車して便利ということでコーチを利用してみた。 最初日本からオンラインで予約をしていこうと思ったけど、ネットにオックスフォード行きのコーチは本数が多いから予約の必要なしとあったので、それを信じて予約なしでいったら、そのとうり大丈夫だった。 ビクトリア・コーチステーションの入り口を入るとすぐに乗り場案内のモニターがあるので、次のオックスフォード行きの時間と乗り場を確認して、乗り場に行く。バスが来たら、ドライバーにお金を払って乗り込む。これでOK。ドライバーから直接買えるので、発券売り場で乗車券を買いにいく必要はなし。時間になると発車する。今回は行きも帰りも時刻表通りでスムーズだった。 オックスフォード市内にはいると、各所で停車するので、カレッジらしき建物が見えて、人がいっぱい歩いている通りにきたら、降りてしてまってもいいと思う。私は、わからなくて終点まで乗ったが、そうすると、少し歩くことになる。といっても、せいぜい10分ぐらいで、他のカレッジや、街を探索する場合には、終点までいっても全く問題はない。 なお、ハリーポッターの撮影地になったクライスト・チャーチと、ホードリアン図書館は、学校の旅行で来た中高生で、修学旅行シーズンの京都、あるいは夏の軽井沢なみに人で溢れているので注意。人酔いは必至。こんなに混んでいるとは思ってなかったので驚いた。キャロル、トールキンとともに、ファンタジーファンの聖地となっている。ファンタジー好きな人は、まあせいぜい萌えてください。 |