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キラ・ヤマト
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ガンダムSEED人物ファイル |
●キラ・ヤマト 本作品の主人公。 両親はナチュラルである第1世代コーディネーター。 13歳で月の幼年学校を卒業し、中立国オーブの資源衛星ヘリオポリスに暮らす。 工業カレッジの学生だったところ、ザフトによるガンダム奪取作戦に巻き込まれ、なりゆきで地球軍のストライクガンダムのパイロットになる。5月18日生まれ(牡牛座)16歳。 A型。現在は連合軍少尉。 今週の特集は、スクライドサイトさんでは何かと辛口評価されることが多いキラ・ヤマトさんです。 今日は趣味つぱっしりでいきたいと思います。 ◆キラの強さの秘密はカトウゼミの知識のおかげ! 無敵ぶりを披露するキラ・ヤマト。 砂漠戦に引き続き、先週今週と行われた海戦でもその優秀さを発揮し、勝利をおさめました。 何の訓練もマニュアルもなしに、いきなりMSを乗りこなす天才パイロット。 とにかくキラは強いです。負けなしです。 しかしあまりにキラが強すぎるゆえに、ともするキラの強さは、優秀なコーディネイターだから、高い能力があるから、持って生まれた資質だから…と結局のところは先天的要素に尽きる、そんな印象を与えるかもしれません。 しかしながら、私はその意見に対し、今日は一言つけ加えておきたいと思います。 21話のコラムでも述べました通り、キラ・ヤマトの強さの秘密は、単にこの人物が優秀なコーディネイターだからではなく、能力を発揮出来るための知識をあらかじめ身につけていたという点を、ゆれゆれ忘れてはならないと。 同様にイザークとディアッカのレセップス戦敗退の要因の一つは、彼らがキラほどの知識を習得していなかったところにあり、けして二人が無能というわけではない、という意見もあわせて上げておきましょう。 どんなに優れた能力があっても、それを活かすだけの知識が無ければ、力を使うことは出来ません。知識があってこそはじめてその実力を発揮出来ると。 キラが能力を発揮出来るのは、それを生かせるだけ専門知識を既に取得していた背景があるからに他なりません。 それではその知識というのは具体的には何を差すかというと、その一つに工業カレッジで学習した電子工学、プログラミング関連の専門知識をあげることが出来るでしょう。 キラ本人だって言っていましたが、いくらコーディネイターだからって、赤ん坊のころから何でも出来るというわけでありません。勉強したり訓練したりすることが必要なのです。 ベースがあってこそ、能力の真価が表現出来るというわけです。 だってそうでしょう?キラがいくら優秀だからといって、いきなりピアノの前に座らせてラフマニノフのピアノ協奏曲の楽譜を渡し、ひいてごらんと言われても流石に演奏することはできないと思います。ニコルだったら、こなせるかもしれませんが、それはニコルが音楽の知識をあらかじめ持ち、訓練によって演奏技術を習得しているからです。 何の訓練も受けていないくせに!と言われるキラですが、彼は全く何の訓練も受けていないわけではありませんよ。 少なくともOSの解析は専門家のもとで訓練を積み学習しています。 何しろ彼が教えを受けたのはG開発に関与していると思われる人物です。 スクールメイツのトールやミリアリアが楽しいキャンパスライフを送っているときも、一人だけ教授から特別課題を大量に頂戴して、勉学に励んでいましたからね。キラの優秀ぶりは教授お済つきで、モルゲンレーテの仕事も頼まれるほどでした。それは戦争に巻きこまれる当日まで続いていました。最強の兵器を手に取ったその日には、すでにわずか16歳の学生の技術力は、軍需産業モルゲンレーテで実戦に使えるレベルまで到達していたのです。 ザフトにも脅威となるGの開発と建造に短期間で成功したモルゲンレーテのレベル高さは、ユーラシアを超え、ザフト軍のそれに劣らず、最先端クラスだったのではないでしょうか?日本でいったら自衛隊の装備を発注される三菱重工・川崎重工業・三菱電機・石川島播磨重工業・日本電気・東芝クラスに相当するのでしょうか。キラがこれまでいたのはそんな場所だったのです。 であるからして、キラ・ヤマトは全くの素人というわけでもないし、何の訓練を受けていないというわけでもありません。 アルテミスの技術者総出で突破できなかったストライクのOSのロックを短時間ではずしたのも、砂漠で瞬時に局地仕上げにGを調節しバルトフェルト隊長を唸らせたのも、AAクルーを差し置いてソナー操る役をまかされたもの、それまでに培った知識と訓練の賜物でしょう。 キラにあるのは能力だけじゃないんですよ 知識ですよ。知識。知識があるのです。知識万歳、ビバ・ノウレッジ! またスクライドネタかよ! ◆キラの強さの秘密はモルゲンレーテの技術力! もうひとつキラの強さの秘密は、キラ本人のみにあるのではなく、彼が駆使するMSを建造したモルゲンレーテ社の技術力にありというのも忘れず上げておきましょう。 いくら突出した身体機能があっても運動神経抜群でも、この戦争は生身で対決をして勝敗を決しているわけではありません。なので当然必要とされているのは兵士だけではなく、その兵士達が使用するための軍事兵器です。 いくら優秀な人材を集めたって、その優秀が人物が使用出来る優秀な兵器がなければ、これまたその能力を戦力として充分に活かしきれないでしょう。必要とされているのは優秀な人材だけでなく、優秀な兵器もというわけです。 先ほど私は知識がなければ能力は活かせないと言いましたが、それに加えることに道具がなければスキルは活かせないというわけです。 やはり道具は必要です。道具は重要ですよ。 レジスタンスの人達の戦力があてにならないとフラガ少佐が言うのも、彼らの武装がMSの前では、まるで旧時代的あるからでありましょうし、カガリ・ユラ・アスハだってスカイグラスパーがあれば戦力として期待も出来るかもしれませんが、なければ無謀ともいえるその行動力は、現在の局面においては、結局のところスタンドプレーの枠を出ないのではないでしょうか。 私はキラはその知識が活かしこなせるのは、たしかな技術力を誇るモルゲンレーテ製品のおかげだと思うのです。 地球連合側は5機のガンダムしか建造していませんが、それに対してザフト軍には陸、海、空、宇宙に対応した様様なタイプのMSを所有しています。 色々なモデルを開発できるのだから、モルゲンレーテに限らず、ザフトだってテクノロジー集団だと思うし、というか、むしろ様様なMSを量産出来るザフトのほうがレベルは高そうなのですが…。 しかし、今週の水中戦を見て、私はモルゲンレーテのほうがずっと勝っているような気がしてきました。 陸用・水中用と続いてMSが登場していますが、あの… コレ、ショボクありませんか? 例えば先週のインド洋戦で、グーンが日の光が届くような浅い位置で、亀裂が入っただけであっという間に圧壊しちゃうというお粗末ぶりがあったのですが、圧壊というは船殻が圧力に耐えられなくなって起こるもの、水圧に耐え切れなくなって破壊するのでしょう?ナイフで機体に穴が開いても、あの水深ならせいぜい水が入るぐらいだと思うのですが。何だってあんなに簡単に壊れちゃうのでしょう。宇宙用の機体が何ともないのに、水中戦闘用がその程度で圧壊するようでは設計自体に問題があると思います。これはもう操縦者の腕前うんぬんに、工廠なのか企業に発注したのかわかりませんが、技術レベルの問題じゃないでしょうか。だから専門的なことは何にもわからないってば… AAは散弾浴びても傷すらつかないのに、なんかもうとほほなモビルスーツです。 おまけにグーンはソナーで簡単に発見されちゃうし、敵に見つかったら急速潜行するのが決まりだと思うのですが、潜望鏡で索敵するとこもなくわざわざ狙い打ちされちゃうように潜水艦が海上に浮上しちゃっているし。これならストライクがいなくてもAAとフラガ機で勝てるのではないでしょうか。 ってか、このレベルなら現実のイージス艦でも応戦出来るんじゃないかと。 ニュースでイージス艦という名前を聞くだけで、 ハァハァ をうっかり半角カタカナにしてしまいたくなる私は、生粋のアスランファンだと思います。 ◆キラのすべきことは技術開発! このようにキラが強いのは、単純に優秀なコーディネイターだからというのではなく、能力を使う知識があり、スキルを活かす道具もある、だからこそだと私は思うのです。 今回の対戦相手は知識もなければ、道具もありませんでした。 だったらもう私は今回は、こんなとほほなMS相手にキラはストライクで出撃しなないで、目隠し碁ハァハァのような頭脳を使ったソナー戦をやってもらいたかったです。ソナー戦の様相を。ハァハァ ああ、キラたんのそういう闘いっぷりを私は見たいっ! 私の好みでいったら、キラたんにはMSのパイロットよりも、MSのOS開発者でいるのを熱烈希望!ハァハァ キラたんには操縦桿を握るのではなく、研究室で白衣をきて眼鏡をかけてハァハァナチュラルでも操縦可能なようにOSのサポートシステムを開発に携わるべき!ハァハァ 絶対私はキラたんはフェイズシフトの限界を割り出したりする仕事のほうが向いていると思います。泣かなくてすむし。 ストライクでの戦闘データを反映すれば、ナチュラルがMAを操縦してもそれなりに戦えるようになると思うし、地球軍が必要としているのはそれだろうし、目下敵もあんなんだし、どうです、マリュ艦長?キラたんを技術少尉ハァハァに配属転換してくれませんか? モルゲンレーテ社はヘリオポリスにあったあそこ1ヶ所だけなのでしょうか? 地球にもモルゲンレーテ社はないんでしょうかねぇ? 高い技術力を誇る軍需産業なら資源衛星内だけでなく、各地にあってもおかしくないと思うのですが。 普通に考えたら本社は地球内のオーブ領内あたりにありそうなんですけど。 カガリちゃんが無理やりAAに乗りこんだのは、オーブに行くのが目的っぽい感じがするのですが、そうするとアラスカに行く途中オーブを通過することが予想されるし、そしたら領地内にモルゲンレーテ社の工場はないんでしょうか? 私はモルゲンレーテが1話に登場したとき、これはアナハイム・エレクトロ二クス社(ファーストに出てくる地球連邦系企業)みたいなものかなと思ったのですが、その後、『ポケットの中の戦争』と同じく中立国にある軍需産業ということがわかり、ふんふん、これなら、モルゲンレーテは一話かぎりのやられキャラではなく(注・人物ではありません。企業です)間違いなくこの後、再登場すると睨んでいるのですが。歴代ガンダム見てればSEEDは先の展開が容易に予想がつく(禁句) そもそもなんだって中立国のプラントで地球軍の秘密兵器が極秘裏で開発されていたか、なぜその情報がザフトに筒抜けだったのか、さらにはそんな最重要機密をカトウ教授は一学生に手伝わせちゃっていいのか、軍のトライアルには政治介入がつきものだが、そこのところどうなっているのか、もうモルゲンレーテを取り巻く政治的陰謀が私は気になって仕方ありません。 再登場はいつなんでしょうか? 今週初めて『オーブ』の名前が登場したし、地球軍のお偉いさんもようやく姿を見せているので、出るんだったら時期的にもそろそろだと思うのですが。 そんなわけで、マリュー艦長、アラスカに行く途中もし モルゲンレーテを見つけたら、是非ともキラたんをモルゲンレーテのもとに戻してやって下さい。 ハァハァ いったいいつまで私はこのネタをひっぱれば気が済むのだろう…。 もともとはアスランが登場しない間のつなぎの話題のはずだったのに、肝心のアスランメインの話が開始されても、しつこくこの話題を繰り返す自分って…。 <完> いやきっとまだ続く… |
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今週は脚本の出来が上々で、今までで一番つっこみどころがなくて、ホント苦労しました。はぁ…。
03/03/15