プロジェクトX G開発にかける夢 カトウ教授


ガンダム用語解説
 モルゲンレーテ
 大西洋連邦の依頼を受け、ガンダムの開発に着手したヘリオポリスにある企業。


本日はG開発に携わった無名の人物、カトウ教授に再びスポットをあてていきたいと思います。
SEEDサイト多しといえども、カトウ教授単体でこんなに盛り上がっているところも珍しいですが、そんなことは気にせず、今日もはじけていってみましょう!
17話■『カトウ教授再び』を読んでいない方は、まずはそちらをご覧あれ。

これまでの復習
カトウ教授はモルゲンレーテ内に研究室を持ち、キラにたびたびモルゲンレーテの仕事を手伝わせていた。それはプログラムの解析のようである。すなわち、カトウ教授はGの開発に関与しており、キラもそれと気がつかないところでG開発に携わっていたのである。

PHASE-01 Morgenroete
17話の冒頭でキラ・ヤマトはカガリ・ユラ・アスハと再会し対面します。
キラは少女の顔を見て「モルゲンレーテにいた…」と、彼女がモルゲンレーテで出会った少女であることを思い出します。
モルゲンレーテですよ!モルゲンレーテ!
モルゲンレーテといったら、カトウ教授のラボがあったところです。
モルゲンレーテの名前一つで喜んでいる自分がここにいます。
二人は会話を始めます。

「君、いったいモルゲンレーテに何しに来ていたの?あ、教授のお客さんっていっていたよね。教授に何か用でもあったの?」
「おまえこそ、あそこで何をしていたんだ?」
「僕はカトウ教授の」
「カトウ教授?!お前カトウ教授を知っているのかッ!」
「知っているも何も教授は僕の…」

と、ここでカトウ教授の話題が出るかと思いましたが、流石にそうはうまくはいきませんでした。
しかしまだ諦めてはいけません、今回はモルゲンレーテ製品が登場しています。
しかもモルゲンレーテ製の純正品が横流しされているという事実です。
これでモルゲンレーテが単なる中立の国のプラントにある一企業や学校ではないことがはっきりしました。洋菓子のようなおいしそうな名前のくせに、製造しているものはおっかないモノばっかりです。
こんなところにラボを持っているカトウ教授も一筋縄でいかない人物に違いありません。
艦長がキラと出会ったのは、モルゲンレーテの工場区内でした。
また彼の友達が自分達は学生だと訴えていたのも聞いていました。
ですから当然艦長はキラがモルゲンレーテと係わりがあることを周知していると思うのですが、Gを製造している場所に、GのOSを書き換えることができ、Gの操縦を出来る少年が偶然居合せたことに関して、艦長は何も思うところは無かったのでしょうか。
サイ・アーガイルはカトウ教授がキラにたびたびモルゲンレーテの仕事を手伝わされていたのを今、どう思っているのでしょう。
教授がキラにGの開発を手伝わせていたのは、単純にこの生徒が優秀なので便利な助手ぐらいの感覚でやらせていただけなのでしょうか?
キラ・ヤマトがGパイロットになったのは、マリュー・ラミアスがなりゆきで艦長になったのと同じく、本当になりゆきだったのでしょうか?
キラは月の幼年学校の後、何故、アスランの所ではなく、中立国オーブに行ったのだろう?キラが2世代目のコーディネーターではなく、1世代目というのはどういう意味を持つのだ?知将ハルバートンがほのめかしていたところからして、キラ・ヤマトは実は何かを託された子ではないのか?
カガリ・ユラ・アスハは、砂漠の砂にまみれていても、その貴族的な言葉使いから、身分ある家の子であることを隠せないが、となるとお約束の出生の秘密があるのではないか?キラとカガリを結びつける接点はカトウ教授ではないのか?
そうです、キラとガンダム、キラとコーディネイター、キラとカガリ、これらすべてを結びつけるのがこの謎の人物、カトウ教授なのです!
ほーら、あなたもカトウ教授が気になって仕方なくなってきたでしょう。
モルゲンレーテも再び登場したし、私はこの調子で最終回まで諦めることなく、カトウ教授の登場を待ちつづけたいと思います。
さああなたもいっしょにいつカトウ教授が登場してもいいように、油断せず見守っていきましょう!
カトウ教授一つで大風呂敷もここまできてしまいました。

PHASE-02 Evidence01
さて、そのころキラとカガリはアンドリュー・バルトフェルド氏のお宅訪問中でした。
ああっ、やっぱりです、やっぱりありました。
客間のマントルピースの上には、あの化石のレリーフが置かれているではありませんか。
私は、カトウ教授がキーパーソンで化石がキーワードだったらいいなと言っておりましたが、カトウ教授同様、ちゃんと化石も再び登場しましたよ。(注・カトウ教授は全く登場していません
前のオープングの出だしのところ、気がつきにくいですが、よく見ると脊椎動物の化石のようなものが一瞬登場しているので、ヘリオポリス崩壊の臨時査問委員会の会場となった建物の壁に飾られていた巨大化石は、単なるインテリアではなく、意味あるモチーフだと思っておりましたが、やはりそのようで、バルトフェルド氏の話によれば、この戦争の一番根っこになるものとして位置付けされているようです。
名前はEvidence01。
地球外生命体が存在するという証拠。
楽しくもやっかいなもの。
これのおかげ人間はもっと先まで行けれるという希望や可能性をかき立てられたわけのですが、その結果、遺伝子操作による人為的な進化により、優れた人種と劣った人種を生み出し、今行われている戦争を巻き起こしたのですから、彼のおっしゃる通り、まこともってやっかいな代物といえるでしょう。
本物は見たことないのかい?とキラに尋ねているところをみると、このくじら石は有名な物のようです。月の幼年学校の理科の教科書にも掲載されていたかもしれません。
私的にあれは人類最初のコーディネーター ジョージ・グレンさんが木星の第2衛星エウロパあたりで見つけてきた深海生物だと睨んでいるのですが、どうなんでしょう。そこのところの解説がスルーされちゃっていますが。
ダメじゃん、ちゃんと木星について描かなきゃ!一番気になるところなんだから。
(あ、NASAで2010年打ちあげ予定のエウロパ突入探査機は、コロンビア墜落事故にくじけず、延期の様子はないようです。)
それにアンディ、このミニサイズの置き物は何処で買ってきたのでしょう?もしかして、アンディがあの評議会会場の1Fの土産物屋さんあたりで購入したのでしょうか?部下思いの彼は、部下にもたくさん買ってきてあげたのでしょうか?それともこのレリーフは、一昔前の日の丸のように、一家に一つ常備され飾られていたのでしょうか?
そんなどうでもいいことばかり気になっているあたり、私はSEEDをネタとしか見ていないのでしょうか?

アンドリューは続けます。
「どうなったらこの戦争は終ると思う?」
ガンダムのテーマです。
冗談でいっていた化石が、ガンダムのテーマの領域に介入してきて突然洒落にならなくなってきたました。
「敵であるものをすべて滅ぼしてかね?」
アンドリューの問いは続きます。
頭に思い浮かぶのはさきほどの市内でのブルーコスモスの襲撃です。
虎とへらへら笑っているというだけで、通りすがりの子供にも容赦なしで無差別に銃撃してくるナチュラルの姿が脳裏に浮かびます。
「魂となって空へ帰れ、コーディネイター!」
キラ・ヤマトはこの難しい問いの前に何の返答も出来ません。
私も考えてみました。

1.コーティネイターがナチュラルの体に人間爆弾を仕込んでナチュラルが滅びる。
2.コーディネイターが木星の第2衛星エウロパに移住して建国。両人類共存。
3.イデのパワーで両人類ともに滅びる。

個人的には2番を推したいのですが(だから木星の謎が気になるんだって。ぶつぶつ…)流石にガンダムのテーマに関わる深遠な問答で、世界観を大きく逸脱したこの答えは不謹慎だと思うのでこの辺でやめておきますが、元ネタ全部わかる人とは友達になれそうです。
いいかげん化石一つで話を伸ばすのも限界なころだと思います。

PHASE-03 KATO
最後にカトウ教授ですが、またかよ!私は教授は男だ男だと決め付けていましたが、よく考えると、この謎の人物は名前だけしか登場していないので、男であるという保証はどこにもなく、女性という可能性だってあるわけです。
むしろキラの女性遍歴(御幣あり)を考えれば、女性であるほうがしっくりくるかもしれません。若くて美しい女性あたりが。
逆に男性だった場合も、ジジィやオヤジではなく、美形の青年ということだってありえます。
案外ひのぼり様のことですから、カトウ教授をクルーゼ、フラガ、アンディに続く第4の男として登場させるつもりなのかもしれません。あ!もしかして最後のオチはカトウ教授は緑川ボイスの美形!!っていうんじゃ…。
とまあ阿呆なことを綴っているうちに、どうにか無事アスランのいない間のネタを乗り切れたようです。
来週はようやく待望のアスラン氏の登場。お茶の間に笑いを振り撒いてくれるザフトのエース、アスラン・ザラ、これで来週はネタに苦労しなさそうです。
それでは来週のこの時間は『皇室アルバム 秘蔵のお写真公開 ご学友特集』をお送りします。
お楽しみにっ!

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03/02/16