国際宇宙ステーション きぼう 2p


週刊こどもニュース

国際宇宙ステーション
出演:イザーク・ジュール  
ディアッカ・エルスマン  
ニコル・アマルフィ  
放送:土曜午後6:00〜6:45  
    ZAFTテレビ  

週刊こどもニュースの時間です。
今週は筑波宇宙センターにお邪魔して国際宇宙ステーションについて学習するぜ。館内ガイドは俺、ディアッカ・エルスマンとイザーク・ジュ−ル、ニコル・アマルフィの3人。ちょうどこの時間は裏番組で『機動戦士ガンダムSEED PHASE-29 出撃ガモフチーム』がやっているからそっちも忘れずビデオ録画しておこうぜ!

アスランは何処に行ったぁーッ!
なんで俺達3人だけつくばまでこなけりゃいけないんだ。あいつ隊長のくせに全然職務を果していないぞ。
だいたい足つきがオーブにいるって何の証拠があってアスランはそんなことを言っているのだッ!
証明もなしに言っていることなど信用できるかッ!

まあまあ、イザーク、いいじゃないですか。せっかくつくばまで来たのだから楽しみましょうよ。
足つきがオーブにいるっていうのは、どうやらアスランのカンみたいですよ。

ザラ隊長のカンねぇ。説得力ないんじゃない?そんなもの。
納得できるだけの証拠をあげてもらわないとさ。隊員はついてこないっていうの。
やっぱザラ隊長っていうのがそもそも人選ミスだったんじゃない?アスランはエースであってリーダーじゃないし。

それは言えているな。あんがいディアッカが隊長のほうがまとまりがいいかもしれん。
だいたいザラ隊なんてネーミングからして微妙すぎる。

ディアッカが隊長。…じゃ、エロスマン隊ですね!エロスマン隊長!

エロスマン隊じゃなくてエルスマン隊!

前言撤回。栄えあるよりぬきクルーゼ隊で構成される部隊に、よりによってエロスマン隊はないだろう。よって却下する。

だからエロスマン隊じゃなくてエルスマン隊だって!

やはり隊名でいってもふさわしいのはジュール隊だな。

ジュール隊…。それも微妙ですね…。

ちょっと聞いていんの?エルスマン隊だって言ってるじゃん!

駄目だディアッカ、エロスマン隊なんてそんな妙な名前つけれるか!却下だ却下。ジュール隊といったらジュール隊だ!

いーじゃんかよぉ。エロスマン隊でも。

だめだといったらだめだ。ジュール隊といったらジュール隊だ。

ディアッカ、自分で言ってて間違っていますよ。それにイザーク、ザラ隊とジュール隊とエロスマン隊じゃ、どれも微妙なことには変わりはないと思いますけど。語呂でいったら、僕のアマルフィ隊が一番じゃないですか?

なんだと?臆病者は黙ってろ!腰抜け!

僕が腰抜けだったら、イザークはマヌケですね。

あぁ?ちょっと待てよ、今なんて言ったァニコル!

マヌケっていったんですよ。

なにぃぃ!俺のどこがマヌケなんだ。ニコルッ!

よせ、イザーク、口でニコルにかなうわけないだろ。それよりアスランは何処いったんだ?

ふん、知るかあんなやつ。どうせまた変な機械でも作っているんだろ。ハロとかいっちゃってさ。

本当アスラン何処いっちゃったんでしょう。連れてきてあげればよかったですかね。

いいって、いいって。それよりはやく館内ガイド始めようぜ。アスラン抜きでかまわないからさ。早くしないと俺、このあと4時半から日舞の稽古があるし。

僕たって、5時45分からピアノのレッスンがあるんですよ。はやくしましょうよ。イザーク。

わかっている!俺だって、このあと筑波山の霊験あらたかなお札を買いにいかねばならん!日没前にいかないと、店が閉まってしまうからな!とっととはじめるぞ。

オーケー。じゃ、始めようじゃないの、ニコル頼んだぜ。



国際宇宙ステーション全体図(C)宇宙開発事業団
国際宇宙ステーションの目的

まず国際宇宙ステーションとは何かを説明しますね。
国際宇宙ステーションとは、地上から約400km上空に建設される巨大な有人施設のことです。1周約90分というスピードで地球の周りを回りながら、地球や天体の観測、実験や研究などを行っていきます。
国際宇宙ステーションの主な目的は、宇宙だけの特殊な環境を利用してさまざまな実験や研究を行い、そこで得られた成果をもとに科学・技術を進歩させていくこと、さらには、地上の生活や産業に役立てていくことにあります。


宇宙に浮かぶ国際宇宙ステーションの現物(C)NASA
国際宇宙ステーションとは?

つまりは国際宇宙ステーションってのは、宇宙飛行士が 宇宙空間で生活し、実験するための機能を持った宇宙施設ってこと。宇宙で人間が生活出来るんだぜ。これって凄いんじゃないの。グゥレイト!


国際宇宙ステーションとドッキングするソユーズロケット(C)宇宙開発事業団
国際宇宙ステーションの組み立て

国際宇宙ステーションは完成すると重さ約450トン、大きさは公式サッカーフィールドとほぼ同じになる。
国際宇宙ステーションは巨大なので、 一度に宇宙に打ち上げることはできん。だから 各パーツをロシアのプロトンロケットやアメリカのスペースシャトルで40回以上に分けて打ち上げる。 そして分割された部品を宇宙空間で宇宙飛行士達が組み立てていく。
この国際宇宙ステーションの組立てはすでに始まっていて、 最初の部品が宇宙へ向けて打ち上げられたのは1998年11月20日のことだそうだ。そして今も着々と組み立てられており、完成は2008年以降の予定になるようだぞ。


実験モジュール『きぼう』全体図(C)宇宙開発事業団
実験モジュール『きぼう』とは?

国際宇宙ステーションは国際っていうだけあって世界16ヶ国が参加する地球規模のプロジェクトなんだけど、日本が担当しているのは『きぼう』っていう実験モジュール部分。 ニコル横の図・中央下がその部分ね。
この実験モジュールはさまざまな実験や研究が出来る施設で、 最大4名の宇宙飛行士が同時に活動することが可能なんだって。 日本にとって宇宙空間で人間が活動できる施設を作るのはこれが初めてのことらしいぜ。
俺達はプラント育ちだから、宇宙で人が活動できる施設なんて当たり前だけど、現実世界もそれに追いついてきたってわけね。


船内実験室 完成図(C)宇宙開発事業団
きぼう『船内実験室』とは?

船内実験室は『きぼう』の中心となる実験スペースです。宇宙ステーション内ではほとんど重力がないため、人は室内で浮かんだ状態になりますが、作業をするときには動かないよう、足元を固定する器具が取りつけられています。ほかの場所へ行くには、「ハンドレール」と呼ばれる手すりにつかまって移動します。手すりによる移動はSEEDでもおなじみですね。
じゃあ、この現物をディアッカのほうから紹介してもらいましょう。
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アイコン/ SEEDLESS/アイコ様  03/05/10